梅雨も明けて暑い日が続いていまが、こちらをご利用されている利用者の方々は職員以上に元気な様子です。
さて、今回は当デイサービスを卒業された方をご紹介します。
病院を退院されてから職場復帰という目標を掲げられ、ご自宅・当施設でのリハビリを続けていらっしゃいました。
今回その準備が整い、次のステップをご利用されるため私どもの施設は卒業になりました。
個人的には寂しい気持ちですが、ご本人やご家族の想いに少しでも答えられたのであれば良かったと思います。 動かしづらい手足の練習の他、歩く事・外出する事・他者とのコミュニケーションの事・トイレや更衣などの動き等、色々な練習に取り組んで頂き、無事卒業を迎えることが出来ました。
これから先も色々あるかとは思いますが、仕事復帰の日までもう一息!
令和元年8月1日(木)パインの日
事業対象者・要支援の方々を対象とした、サービスを実施しています。
市川市では昨年度から実施された新しい事業になります。
私共では、午前中を利用して実施中です。
当法人での目的は、
「ご自分で体調や体力・筋力などを把握・管理できるようになる」です。
職員と一緒にご自身のからだについて、”課題に気付いて”頂き、目標を考えます。
そして、当サービス独自の運動メニューを行いながら、課題を克服していきます。
その中では血圧や脈拍などはご自分で計測して頂き、体力測定も行って頂きます。運動では、時には2人一組になって頂きながら運動も行い、利用者の方同士で励まし合いながら行っています。
何より大切にしている事は、ご自身のからだをご自身で管理し、元気になってもらうことです。
「最近体調が悪くなった」、「からだが動きづらくなっている」、「何をするにも億劫になった」、「痛みがあって動きづらい」といった事がありましたら是非ご相談ください。一緒に元気になる為の方法についてお手伝いさせて頂ければ幸いです。
平成30年4月18日(水) 発明の日
早いものでもう師走、更新も半年ぶりになってしまいました。最近は寒波がやってきていて寒い日が続いていますが、こちらは熱気ムンムンです。
さて、本日は当デイサービスで空前のブームになっている麻雀を紹介します。
これは始まって1年が経過しました。当初は毎週1回、ひそかに行われていたものでしたが、今や毎日の昼休みに必ず開催されています。参加者は男性が多いのですが、女性の方々も楽しまれています。
麻雀自体の効果はリハビリ的に観て色々考えられますが、我々が大事にしているのは、ご本人の主体性です。
「やってみたい」「興味がある」といった所から、実際に「やってみる」という気持ちになって頂くために、職員は関わっています。この心の動きが主体性と考えていて、その手段の一つとしての「麻雀」は効果絶大です。
何しろ楽しそうになさっている利用者の方々の表情や態度を見ていると、他の方々も周りから眺めていたり、質問したりといった場面が自ずと生まれます。そこから「ちょっとやってみない?」と自然に声掛けされ、いつの間にか参加者が増えています。更に職員も初心者しかいませんでしたが、今や休憩時間も惜しんで参加している始末です。
最近では、麻雀大会を開こう計画も出てきています。一日麻雀をやっていたいといった声も聞かれますが、運動もお願いしますよ。
平成29年12月17日(日) 飛行機の日
5月下旬の晴れたある日、柴又帝釈天へ2回目となる外出に出掛けました。車ですと30分弱で到着できる観光地です。
今回は、車組と電車組に分かれて行動しました。
特に電車組の方々の中には「何年振りかに利用したか忘れた」と仰るほど最近は利用していなかったそうで、緊張もなさっていたと後ほど伺いました。
お昼ごはんは、かなり有名は天ぷら屋さんにお邪魔しています。天丼などを注文しつつ、ビールを飲みたいという方も複数いましたね・・・
その後、漬物や佃煮、草団子屋さんなどを巡ってデイサービスへ戻りました。
感想を伺うと、「ご飯が美味しかった」、「普段よりも多く歩いたよ」、「良い気分転換になった」と概ね好評でした。
参道も結構な長さがありますし、人込みの中を注意しながらお店を探すこと、お昼ご飯を自分で選択する、お店の中(結構狭い所もあります)を移動する、電車を利用する、といった、普段のデイサービス内では経験することが難しいことを繰り返し練習する機会になります。
この経験と通じて利用者の皆様には、さらに自信をつけてご自宅でも出掛けるきっかけになればと思います。
さて、次はどこへ出掛けましょうか?ご意見どしどしお願いします!
平成29年6月24日(土)ドレミの日
4月末に車で出掛けました。
当日は、暖かい日差しと、心地良い風が吹いていました。
藤の花はまだ6分程度でしたが、とても綺麗で、また花の香りが神社の中に満ちていました。また、人出も多く、出店もたくさんありました。
この日はそもそも利用者さんからの一言、「ねぇ、亀戸天神いきませんか?」から始まっています。
基本的には外出する際に、事前準備が必要と思います。しかし、それ以上にご本人の主体性が重要と私達は考えています。
今回は、その主体性が発揮されました。それにつられて他の利用者の方々も「あそこの葛餅はデパートで買うそれと違うのよね、絶対買いたいわ。」「せっかくだからおみくじ引くよ。」「あそこまで歩いてみようかしら。」といった、普段の運動メニューだけでは出ない、主体性が出たと思います。
これで少しでも自信をつけて頂き、普段の生活に少しでも張りが生まれ、更に新たな主体性が出てきてくれればと、この日感じました。普段の運動はこの日のためにもあるのかなぁと感じます。
今回は「亀戸天神行きませんか?」と仰っていただいたその一言に感謝です。
さあ、次はどなたが「○○行こうよ。」「××したいね。」と言って頂けるのか。楽しみです。
平成29年5月28日(日)張さん、3,000本安打達成の日。あっぱれ!
皆さま、あけましておめでとうございます。
といっても、3月も下旬になってしまい、新年の挨拶というわけにはいかないですね・・・
今年も、ここまで大きな事故もなく、日々仕事をさせて頂いています。
さて、私は作業療法士というリハビリテーションに関わる資格を持って、日々利用者やご家族の方々と関わります。
まだまだ経験や知識が足りず、勉強の日々ですが、そんな中で少なからず人の死と接する機会があります。
その際には毎回、私は何をできたのだろうかと考えます。
果たしてその方やご家族の方が納得いただけるようなサービスを提供できただろうか?常に真剣に真摯に関わることができたのだろうかと。
私自身、満足のいくことは決してありませんでした。
そしてこれからも変わらない事でしょう。
そう思うのは、ご本人やご家族の人生に、ほんの一部分ですが携わっていること、そしてその重みを感じるからだと思います。
普段ご利用中には色々なお話しをさせていただきます。例えば、病気やケガをする前の頃のお話しを伺ったり、若い頃の写真を見せて頂いたり、大好きな趣味の事やご家族の事、仕事時代の事、子育ての事、苦労話、楽しかった話など。病気やケガをしてしまってからの気持ちや想いを聴かせて頂く事も多いです。
お話を伺い、関わりを持つ中で、その方の今までの人生に触れ、さらにこれからの人生に関わっていくという、その責任の重さを痛感していくのです。。
それに対して私自身の経験や知識をもとに、ご本人の人生がより良くなるために、ご提案させていただくのですが、自分の中では達成感というものは少ないです。多分この仕事を続けていく限りは難しいのではと思います。
日々人と繋がり、人から学び、自分の引き出しを増やしていくことに真剣に真摯に取り組んでいかなければと考えます。
写真は数年前に亡くなった方から頂いた写真集です。これからも大事にデイサービスに飾ります。
平成29年3月23日(木)世界気象デイ
行ってきました!10/18(火)、日差しが強い中、船橋港へ出かけました。
男性の方々で乗り込みましたが、釣果はハゼとセイゴ。15匹でした。
ある方は、「仕掛け〜釣ることまで久しぶりで自信がなかったけど、まだまだできることがわかった。」と自信がついた様子。
またある方は、「数年ぶりで楽しかったよ。」はじめは手先がおぼつかなく、表情も硬めでしたが、時間が経つごとに思い出したのか、ベテランの動き・佇まいになり、釣り上げまくってました。
そしてまたある方は、1匹釣れてからは、黙々と集中して何度も何度も投げ込み、「昼食ですよ」の声掛けにも反応せず、片っ端から釣り上げていました。
皆さん、また是非出掛けたいと、満面の笑顔でした!
お疲れ様でした。
さて、
“釣り”というものをリハビリ的に分析してみると、
①道具の準備
②仕掛けを作る
③川へ投げ込む
④ひたすら待つ
⑤釣り上げる
⑥釣った魚をクーラーボックスへ入れる
⑦③〜⑥を繰り返す
といった工程がありそうです。
これに必要な機能として、
筋力・持久力・バランス力・集中力・細かい指の動き・視力・からだの柔らかさ(関節可動域)・記憶力・忍耐!
などが要求されます。
私たちも釣りを楽しみつつも、お一人お一人、①〜⑦でどの要素が弱く、またどのような機能が不足しているのか、そしてどのような対応(介助)が必要かといったところを観ながら対応させて頂きました。
参加された方々は「楽しい」という気持ちが残って頂ければ十分と思います。
ですが、私たちデイサービステイクオフは、からだのこと(身体機能)・気持ち(認知機能)に刺激を入れていく、伸ばせそうな機能はドンドン刺激しますし、足りないところは何気なく介助します。
そして自信をつけていただくことで、社会生活をより楽しく、イキイキと送っていただければと考えます。
ひいては介護保険に頼らなくても良い状態なって頂きたいというのが、私たちの願いです。
とりあえず、無事に釣りを行うことができました。
次は何をしましょうか?
平成28年10月18日(火)統計の日
先日、デイサービスに卒業された方が遊びに来ていただきました。
終わってから5ヶ月程度経っていましたが、お元気そうでした。
もちろん、私たちのことを忘れずにいていただいて、わざわざお越しいただいたことが嬉しかったですが、
それ以上に、病気を抱えながらも、生活を充実させて楽しまれている様子を伺うことができたことが、本当に嬉しかったです。
また、ぜひ顔を見せに来てくださいね。
写真は、ご本人がお持ちになっていただいたお花です。
平成28年9月7日(水)国際青年デー